愛を教えてくれたのは若頭
お婆さんの名前はキヨさん
キヨさんは私の知りたいことに対しては一切答えてくれない
けど、必要な事は伝えてくれる
あの日々を忘れなさいと言われているみたいだ
この日から、私はキヨさんと生活を始めた
それ以外、私にはないからだ
ここがどこなのかも、わからない
郵便屋さんも来なければ
新聞配達も来ない
もちろんインターネットは繋がっていないが、唯一電話だけはある
ガスはないが水道と電気だけは通っている
今時、火を起こし料理に使ったり
お風呂に使ったりとしている
だからか、お風呂は毎日入るわけではない
薪の調達もキヨさん一人でやっているようだ
だから不思議に思う
なぜこんな場所に一人で住んでいるのか、キヨさんには家族がいないのか…
仏壇がないから死別というわけでもなさそうだが、聞くのはやめたほうがいい