愛を教えてくれたのは若頭
多分、私の経緯を組長さんは知っているんだと感じた
『色々…助けていただき、ありがとうございました』
多分、助けてくれた本元は組長さんだ
二人に頭を下げれば
頭を上げろと言われる
「晃には会ったの?」
冷たい言い方
その前に何かないの?と言いたくなるが
そこはグッと我慢だ
『いえ。…会ってもいいですか?』
晃さんに相応しくなければ
合わせてもらえない約束
「…茜はあいつの女なんだろ」
答えてくれたのは
希江さんではなく、組長さんだ
はい、と笑顔で返事をし頭を下げた
早く晃さんに会いたいと歩き始めた
だが、なかなか見つからない
怖い人たちばかり
しかも、視線が刺さってくる…
どうしようと、悩んでいたら
聞き覚えがある声がした