愛を教えてくれたのは若頭
学生服をキッチリ着こなしている
風間さんは裕也と何かを話し
学生服を脱がしにかかる
中に着ているワイシャツを脱がしに
シャツ一枚になったところで
裕也はシャツに手を掛けた
上半身には、傷のような痕
そして、赤い斑点
あの日、自分がされた事と同じだ
裕也の身体から目を背けた
そんな私を晃さんは抱き寄せ
私を胸へと収めてくれた
「風間、どうする?」
「それは裕也くん次第」
風間さんは裕也へと視線を移した
シャツを着ている裕也
何も答えない裕也
『…お父さんは?一緒に暮らせないの?』
私を見た裕也は首を横に振り
あの人は嫌だ、と言う
裕也がお父さんの事をあの人と呼ぶなんて、裕也とお父さんの間に何があったのか…知りたいようで知りたくない