愛を教えてくれたのは若頭
裕也は私の姿を見て目を丸くしていた
微かに「姉ちゃん」と聞こえた
「お前が裕也か、」
裕也を確認すると
晃さんは、裕也を連れてきた男の子に
何かを告げ男の子は保健室から出て行った
保健師の先生はドアマン的な役割を徹底し、私たちには近づこうとはしない
私と裕也と
晃さんと風間さんの四人
「母親の異常な愛を受け止めたか?」
晃さんの言葉に
裕也は顔を青ざめた
その様子に胸騒ぎが起きた
『裕也…』
裕也に近づき手を取れば
払われ、私から目を背けた
それがどういう意味なのか理解した
あの時の私と、同じだ…
「姉ちゃんに…酷い態度、取った」
そんなの、どうだっていい
それより、何より今は裕也だ