愛を教えてくれたのは若頭


少しの時間だけど
希江さんと組長さん三人で
たわいもない話をして過ごした

たわいもない話、というか…
どうにも答えにくい話ばかり


「晃は優しくしてくれる?あの子、女の扱いが雑過ぎるのよね。全く誰に似たのかしら?」


「俺か?いや、違うだろう。愛してる女ほど大事にするものだろう、希江にはたっぷり優しくしてるだろーが」


「あら、じゃぁ晃は貴方に似ているのね。茜に対する溺愛っぷりったら、ありゃしない。気持ち悪いくらいよ、ねえ?」


ねぇ?と同意を求められても
ハイとは答えられない
気持ち悪いとは思った事はない
むしろ、嬉しいくらいだ


チョイチョイ二人のイチャつきが入る
こっちが恥ずかしくもなるが
見ていて羨ましく思える

だって私と晃さんはまだ…だから
それが無くなれば
希江さんと組長さんみたいになれるのだろうか…


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