よく晴れた空に
雪の中


新選組に来客


屯所を見て回るとのこと


土方さんの部屋で、寝ているのも


気が引けたので、起きてお茶でも煎れると


申し出たが、部屋にいるようにと


念押しされた



女中だから、うろうろしちゃダメなのね



なら!


藤堂さんから、貰った着物を着て

炊事場へお茶の支度へ


御茶菓子あったかなぁ~



廊下の向こうから、近づいてくる人

客人らしいその人を私は、知っていた




その人が、私に気づき抜刀してきた


「なぜお前がここにいる!?」


ジロジロと私を見て


「福…か?」


「(ニコッ) やっと、蹴られずにすむわね」


「なぜ、そのような格好をしている!?
一応、女子であろう!?」


…… 一応って



「ここは、新選組だから!
この格好がいいのかなって!」

「お知り合いですか?」


近藤さんが、聞いてきた


「「……」」


2人して、黙ってしまったから


今度は、土方さんが


「どういう御関係ですか?」



「どう言えばいい?」

「私に聞かれても…」




新選組の来客は、松平春獄



私と兄を知る人


そして、この人も兄に裏切られた1人





「福…お前…なぜ、京にいる?」






「ここに…兄がいるので」











「江戸に戻れ」










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