強引なキスで酔わせて【完結】~二人のその後 更新中
「深月・・・このキスを、俺達の始まりのキスにしてくれないか?」
「桐島部長・・・・・?」
「楓・・・・・・・・」


不意に呼び捨てられ、顔に熱が集まる。


「俺だけのモノになってくれ。」



その言葉に私の心は震えた。
頬に手を添えられ、そのまま、髪を掻き上げられる。
頬から耳に添えられて手は、私の顔をゆっくりと桐島部長の顔に近づけさせた。


その刹那、


「だから、目閉じろって。」


と、クスリと笑われ、そのまま激しく唇を奪われた。


たった5回目のキスなのに、部長に応えようと必死に舌を動かす。
なのに、スッと唇を離され、私は口惜しく感じる。


桐島部長を見上げれば、



「そんな可愛いことするな。俺が、止まらなくなる。」



初心な私にその言葉の意味はわかるはずもなく、ただただ桐島部長を見上げるしかなかった。


「いや、いい・・・・・」


そう言われ、再度軽く唇にキスを落とされた。


「ゆっくり行こう。な、楓。」



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