結婚ラプソディ
ああ、勘が狂う。
黒谷先生といるといつもの自分じゃいられなくなる。
うん、お互い相性が悪いんだな。

「で、この2次会にどれだけの景品を用意したんです?」

そう、さっき黒谷先生に手伝ってもらって大量の景品を並べた。
おかげでまた白い目で見られちゃったよ~

「まあ、色々。
透先輩の命令により、来てくださった皆さんに何か持って帰って貰えるようにって」

「へええええー」

すみませんね!
色々とお手伝いして貰って。

「まあ、ビンゴする時間がないのでくじ引きですけどね」

受付と同時に病院の封筒に入ったくじ番号を渡す。
で、透先輩夫婦に箱に入ったくじを引いてもらう。
一番早い抽選方法。
しかもすべて当りくじ。

「透先輩、俺に札束をボーンと渡すから、そのまま逃げてやろうかと思ったけど」

あ、また白い目。

「…しませんよ、師弟関係厳しいのに」

まあ、でも札束をドカーンと渡されたのは事実。

「俺の給料1か月分くらいはあったな。
足りなかったらいつでも請求しろ、と言われた」

「…高石先生、たまに金銭感覚目茶苦茶ですよね」

まあ、あの人。
普段は全くと言っていいほど使わないからね。
昔からそうだ。

「あ、俺と黒谷先生には後日、食事に誘うって言ってたよ」

「やったー!!
高石先生に誘われるなら安心」

…俺なら危険、か!!

「で、これって何でもいいんですか?」

受付ついでに配られるくじ+夫妻に対する質問状。

別名:弄り状

「ええ、どうぞ聞いてみたい事を書いてください。
ご夫婦にはパス権なしなので」

弄り倒してやる。

「きわどいものもあるんじゃないですか?」

黒谷先生はパワハラ・セクハラを心配しているのか。

「そりゃ2次会の来賓はほ医師だし、少しどころかかなりズレテイル皆さんで遠慮がないとは思いますけど」

それを楽しみにしているんですよ、俺は。

どうもニヤニヤしていたらしく黒谷先生は眉を顰めて

「…殺されますよ、高石先生に」

いいんです、死にはしませんから。
こんなチャンスなんて二度とない!!
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