結婚ラプソディ
と思ったら!!

速人が俺から箱を取り上げ

「さあ!!どんどん行きましょう!!」

と透に用紙を引くように促す。

おい、お前。
先輩を差し置いて何をする?

「さあ、早く!!」

物凄い笑顔だぞ、速人。

「はい」

透の凍てつく目が速人を捉える。
怖い。

「おおっ!
病院関係者以外の質問です。
柏原 祥太郎さんの質問…」

読み上げようとした速人の口が半笑いになった。

「俺と同じような思考回路の方がいらっしゃる」

「ゲッ…」

俺は思わず言ってしまった。

透も鋭い視線を速人に投げる。
手…握りこぶしを作っているぞ。



「二人が初めてシタのはいつですか?」



一瞬、静まり返る場。

次の瞬間、爆笑の渦だ。

「それを聞いて何の得になるんだ?」

透が質問者の彼を目で探して見つけると、多少の怒りを込めて言った。
その彼、柏原さんは椅子から立ち上がった。

「えー!
医者になるような人がどういう恋愛をしていたか興味あるからー!
…ってまさか先生」

質問者の柏原さんはハルさんのお腹を一瞬、見つめた。

「まさか最初の1回目で的中させたの?」

うわ…挑発上手すぎ!
透はどう返すかな?

「その【まさか】だったらどうする?」

透の声があまりにも冷静だったから、皆、目を丸くした。

「本当に?
それなら先生の子孫を残す能力は最強だね!」

柏原さんは大笑い。

「そんな訳、ないだろ」

透は淡々と答える。

「「じゃあ、いつ?」」

柏原さんと速人の声が合わさった。
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