結婚ラプソディ
「…何、この二人。
考え方そっくりとか?」
透、言葉の端々に怒りが含まれている。
柏原さんと速人が顔を見合わせてニヤリと笑う。
「「気が合いそうですねー!!」」
また言葉が重なった。
場内、爆笑。
しばらくざわつくこの場。
よし、今のうちにこんな質問飛ばそう!!
俺は速人が机の上に置いた箱を取り上げ、ハルさんの元へ向かおうとした。
「哲人先輩!!何してるんですか?
早く質問の答えを聞いてください!!」
速人はすっかり柏原さんと仲良くなってしまったらしく、柏原さんと楽しく談笑している。
「…こんなアホな後輩ですみません」
俺はハルさんに謝ると
「いえいえ。
これって答えるまで次にいけないんでしょ?
とりあえず答えたらいいんですよね?」
真っ直ぐ俺を見つめるハルさん。
…その目。
透と一緒だ。
一瞬、鳥肌が立った。
「ではお答えいたします」
そう言ったのはハルさんだった。
俺はもちろん、透も目を丸くしている。
「高校の時ですよ。
これで良いですか?」
どよめきが起こる。
「…ちょっと、ハル!」
透の慌てふためき様が面白い。
「ハイハイ!更に教えてください!」
アホ速人。
手を上げない。
「どこで?」
「速人、いい加減に…」
俺の前にハルさんが手を出した。
「いいですよ」
ニコッと笑うと
「私の家で」
「え〜!」
今度はナツが絶叫。
そりゃそうだ。
「いつ?」
おい、ナツまで聞くか。
「あなたが保育園に行っている間に。
だって私達、高校生だし夏休みがあるもの」
ハルさんは微笑んだ。
「あ、その時はちゃんと避妊していましたよ。
透がお兄さんから強く言われていたみたいなんで」
一斉に視線が透のお兄さんに向いた。
お兄さんは頭を掻いて
「まあ、そういうアドバイスは家族としても、医師としても当然でしょう」
へぇ…。
自己主張の塊のような透でもお兄さんの意見には従うんだ。
「あの時。
そうやって一緒に過ごした事が私のその後の支えになりましたよ。
本当に綺麗な想い出だったから」
ハルさんはそう言って少しだけ俯く。
そして軽く唇を噛む。
「透と一緒に過ごした1年弱。
その時の気持ちなどを思い出すと泣きたくなる事もあったけど…。
でもその想い出が私をずっと支えてくれたのです。
再会するまで、ずっと」
考え方そっくりとか?」
透、言葉の端々に怒りが含まれている。
柏原さんと速人が顔を見合わせてニヤリと笑う。
「「気が合いそうですねー!!」」
また言葉が重なった。
場内、爆笑。
しばらくざわつくこの場。
よし、今のうちにこんな質問飛ばそう!!
俺は速人が机の上に置いた箱を取り上げ、ハルさんの元へ向かおうとした。
「哲人先輩!!何してるんですか?
早く質問の答えを聞いてください!!」
速人はすっかり柏原さんと仲良くなってしまったらしく、柏原さんと楽しく談笑している。
「…こんなアホな後輩ですみません」
俺はハルさんに謝ると
「いえいえ。
これって答えるまで次にいけないんでしょ?
とりあえず答えたらいいんですよね?」
真っ直ぐ俺を見つめるハルさん。
…その目。
透と一緒だ。
一瞬、鳥肌が立った。
「ではお答えいたします」
そう言ったのはハルさんだった。
俺はもちろん、透も目を丸くしている。
「高校の時ですよ。
これで良いですか?」
どよめきが起こる。
「…ちょっと、ハル!」
透の慌てふためき様が面白い。
「ハイハイ!更に教えてください!」
アホ速人。
手を上げない。
「どこで?」
「速人、いい加減に…」
俺の前にハルさんが手を出した。
「いいですよ」
ニコッと笑うと
「私の家で」
「え〜!」
今度はナツが絶叫。
そりゃそうだ。
「いつ?」
おい、ナツまで聞くか。
「あなたが保育園に行っている間に。
だって私達、高校生だし夏休みがあるもの」
ハルさんは微笑んだ。
「あ、その時はちゃんと避妊していましたよ。
透がお兄さんから強く言われていたみたいなんで」
一斉に視線が透のお兄さんに向いた。
お兄さんは頭を掻いて
「まあ、そういうアドバイスは家族としても、医師としても当然でしょう」
へぇ…。
自己主張の塊のような透でもお兄さんの意見には従うんだ。
「あの時。
そうやって一緒に過ごした事が私のその後の支えになりましたよ。
本当に綺麗な想い出だったから」
ハルさんはそう言って少しだけ俯く。
そして軽く唇を噛む。
「透と一緒に過ごした1年弱。
その時の気持ちなどを思い出すと泣きたくなる事もあったけど…。
でもその想い出が私をずっと支えてくれたのです。
再会するまで、ずっと」