結婚ラプソディ
「…お兄ちゃんもお姉ちゃんも相思相愛ね」
隣で見ていたナツに言われてますます顔が火照る。
「…お姉ちゃん、お兄ちゃんと結婚してお腹に子供がいるくらいの関係なのに、いまだにそんなに照れるのね」
「もう、ナツ!」
そう言うとナツは楽しそうに笑った。
「お姉ちゃん、どこかでお茶してから帰りたいなあ。
あ、でもお姉ちゃんが体調辛ければ早く帰ろう」
珍しくナツがそんな事を言うので私はいいよ、と言った。
真由ちゃん達と途中まで帰る予定だったけど、急遽私はナツと二人だけで帰る事に。
「お姉ちゃん、手を繋いでいい?」
歩きながらナツがそんな事を言うので私はナツの手を握りしめた。
昔はよくこうやって歩いたなあ、なんて。
いつの間にかそういう時代は過ぎ去り、私とナツは今は遠く離れて過ごしている。
「…こんな風に歩くのももうないかもしれないね」
ナツ、そんな事は言わないで欲しい。
私、本当に寂しくなるわ。
「次、こうやって歩く時は間にお姉ちゃんの子供がいるんだろうね」
ナツが嬉しそうに笑った。
「…でも中々こっちには帰って来られないと思うからお姉ちゃんが子供と一緒に遊びに来てよ」
あ…そっか。
ナツは結婚してもずっと向こうにいるつもりなんだね。
「うん、わかった」
「約束よ、絶対に来てね」
何度も私は頷く。
途中、良い雰囲気のカフェを見つけたので二人で入る事にした。
隣で見ていたナツに言われてますます顔が火照る。
「…お姉ちゃん、お兄ちゃんと結婚してお腹に子供がいるくらいの関係なのに、いまだにそんなに照れるのね」
「もう、ナツ!」
そう言うとナツは楽しそうに笑った。
「お姉ちゃん、どこかでお茶してから帰りたいなあ。
あ、でもお姉ちゃんが体調辛ければ早く帰ろう」
珍しくナツがそんな事を言うので私はいいよ、と言った。
真由ちゃん達と途中まで帰る予定だったけど、急遽私はナツと二人だけで帰る事に。
「お姉ちゃん、手を繋いでいい?」
歩きながらナツがそんな事を言うので私はナツの手を握りしめた。
昔はよくこうやって歩いたなあ、なんて。
いつの間にかそういう時代は過ぎ去り、私とナツは今は遠く離れて過ごしている。
「…こんな風に歩くのももうないかもしれないね」
ナツ、そんな事は言わないで欲しい。
私、本当に寂しくなるわ。
「次、こうやって歩く時は間にお姉ちゃんの子供がいるんだろうね」
ナツが嬉しそうに笑った。
「…でも中々こっちには帰って来られないと思うからお姉ちゃんが子供と一緒に遊びに来てよ」
あ…そっか。
ナツは結婚してもずっと向こうにいるつもりなんだね。
「うん、わかった」
「約束よ、絶対に来てね」
何度も私は頷く。
途中、良い雰囲気のカフェを見つけたので二人で入る事にした。