南くんの彼女 ( 七 転 八 起 ⁉︎ )
「ん〜!!あっま!」
もうかれこれ20個は食べたであろう私とは、打って変わって
「どんだけ食うんだよ。」
いちごを3個ほど口へ運んでから、何故か私の観察を始めてしまった瀬那。
「だって、3種類を交互に食べてると、キリがないだもん!瀬那も食べなきゃ元取れないよ?」
"はい"
そう言って、瀬那の口元へもいちごを運べば、思いのほか素直に口を開けた瀬那に笑みが零れる。
なんだ、瀬那ってばやっぱりいちご好きなんじゃん。
ニヤリと口元を緩ませた私は
「ひぃっ」
「なに油断してんの」
指ごといちごを食べられ、悲鳴にも近い声をあげた。
「せ、せ、瀬那〜!」
バクバクと、高鳴る心臓を抑えながらそれでも艶っぽく笑う瀬那に、一本取られてしまった。
く、悔しい。
また私ばっかりドキドキしてる。