彼女が○○であるために必要な自称
そして、12時半になった。

周りの人が一斉に騒がしくなる。

中には、歓喜の余り、叫んでいる人もいた。

列は段々と短く成っていき、やがて自分の番になった。

今日限定フィギアを買ったときは、嬉しさの余りドキドキが止まらなかった。帰りに、コンビニに寄りジュースと菓子パンを買った。

時間には、気にせずゆっくり帰ることにした。

信号を待っていたら、赤なのに渡っている人がいる。

その表情は、急いでいるように見えた。

いくら車が通っていないと云っても、危ないだろうと思いながら、見ていた。

案の定、その瞬間、車が通り危なかった。

その人はサングラスを外し、車内にいる運転手に謝罪していた。

よく視ると、その人は昼前にあった女性だった。「サングラスを掛けたらこんなにも違うのか」と内心で感心していた。

その女性は、此方に近づいてくる。

どうやら、僕がさっき会った人だと分かった様で、手を振ってきた。

僕は、「そんなに親しくしたつもりはなかったのに」と思いつつ手を振り返した。


「君、昼前にゲームセンターで会った子だよね?」


馴れ馴れしさにちょっと苛つきながら僕は、答える。


「はい、そうです。何か用ですか?」


流石にこの言い方は、失礼かなと思った。


「何か用ですか?か、いや、特に意味は無いんだけどね」


この女性は、「喋る度に人を苛つかせる天才何じゃないかな」と内心で悪態をつく。


「君、迷子じゃないかなって思って」


いや、普通に考えて信号待って居るだけで、迷子に思われるって、どんだけ子供なんだよって、自分で自分の事にツッコミを入れた。

僕は、疑問に思ったことを聞く。


「何で、そう思ったんですか?」


「何で、って言われてもねー 何となくかな?敢えて言うなら、小学生が人混みに一人ぽつんと、居たからかな?」

僕は、本当にうんざりした。

僕の身長は、145センチで、この身長のせいでいつも小学生に間違われる。

僕は、小学生でなく、高校生だというのに

友達とカラオケに行ったときも、僕だけ小学生料金で恥をかいたり、映画の15歳以上の人しか視聴出来ない映画を観に行こうと 行ったのは良いものの、外見のせいで、視聴出来なかった。

僕は、めんどくさがりながら言った。


「僕は、高校生です」


女性は満面の笑みで言った。


「高校生だったの君、私と一緒じゃない」





「これが彼女と再開した日の出来事だった。」


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