欲情プール
そんな数日後、久しぶりに茉歩を夕食に誘ってみると…

「食事の理由が解ってるので、遠慮させて頂きます」


そう理由は、元気のない茉歩を慰めたかったからで…
バレバレだったか。

だけど。


「どんな理由?
俺は、もっと茉歩と一緒に居たくて誘ったんだけど…
この我儘はダメだった?」

ほんとはその言葉通りなのかもしれない。


「じゃあ…
いつものイタリアンなら、いいですよ?」


「ほんとか!?
よし、やる気出て来た。
残りの仕事、頑張るゾ!と」

元気付けで大げさに喜んでみたけど…


キスしようとした俺とはもう食事したくないんじゃないのか?とか。
落ちそうな書類を支えただけなのに、触れるのを避けられた後だったから…

実際ほんとに嬉しくてたまらなかった。




そして、俺との食事を楽しそうにしてる茉歩を映しながら…

茉歩をもっと元気にしたい、そんな思いに突き動かされて。


俺は堀内と直接対決する事にした。


弁護士を立てるつもりだったけど、俺が出た方がヤキモチ効果を狙える。

それで堀内の気持ちが茉歩に向いたら…
茉歩との約束もちゃんと果たせるだろう。


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