欲情プール
そんな俺に、無情な答えが返される。

どうやら茉歩が怒らなかったのも、今まで通りを望んだのも、結果的に夫を取り戻してくれたからだと。
さらにはその感謝から、今度は俺の婚約をサポートするという。


結局、茉歩の心には堀内《あの男》しかいないのか…

そして酷く傷付いてる俺にはおかまいなしに、そのサポート計画が告げられた。


茉歩がこのまま堀内を繋ぎ止めて、露美が完全に振られたら、その傷心に付け入る隙が出来る。

そこに上手く取り入ったところで他の女の影を匂わせれば、露美なら手に入れたくなるはずだと。


茉歩から婚約をサポートされるなんて、当然乗り気がするはずもない俺は、その計画を鼻で笑うようにしてあしらうと…

不意に、首元に唇が押し当てられた。


いきなり付けられたキスマークに、嬉しさと驚きで動揺した俺は…

次の瞬間、耳を疑う言葉で奈落に突き落とされる。


「この状態で、露美《あのコ》を抱くとか…」


「本気で、言ってるのか…?」


「例えば、だよ…
でもそんなに驚く事じゃないでしょ?
露美《あのコ》を挑発するのに、キスマークは効果的だと思うし…」
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