欲情プール
そうして俺達は、その計画を実行に移すと…

程なくしてそれは功を奏した。



「バッカじゃないのっ!?
何が妻を愛してるよっ…
その妻を捨てようとしてたのはどこの誰よ!」

それはまったく同感だ。


「まぁ所詮、見る目のない中途半端な男なんだろ。
お前にはそんな誰かの使い古しじゃなくて、もっと相応しい男がいくらでもいるよ」


「…なにそれ。
ここぞとばかりに自分の事アピールしてないっ?」


「まさか。
別に婚約は解消してくれて構わない。
ただ…
露美を好きな気持ちに変わりはないから、精一杯慰めたいとは思ってる」


「っっ…

じゃぁ、言ったからにはっ、ちゃんと慰めてよねっ…」


今まで何でも手に入れて来た露美にとって、2度も振られたダメージは相当なものだろう。

そんな状態に付け込むのは、またしても労を要さず。


気持ちとは逆に計画は順調に進んで…

俺は身を切る思いで、露美を抱くしかなかった。

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