隣のマキオ
「あ、これかな?」

部屋の隅に未確認のダンボールがひとつあった。

マキオは、慌ててそれに近づくと中を、ちらりと確認し、「あ〜良かったあ」
とその場にへたり込んだ。

「なに?そんなに大切なものなの?」

陶子がそれを覗きこもうとすると、マキオは、パタリを蓋を、閉じた。

「まあね、んじゃ」

と箱をもって立ち上がった。

「あ、そうだ、アンタなんて名前?」

見るからに歳下のくせになんとも生意気な言い方に、陶子はムッとした。

「宮前だけど」

「宮前なに?」

「陶子」

「トーコちゃんか。ありがとね。部屋着姿かわいいね」

マキオは、ニッコリと笑うとへ部屋から出ていった。

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