興味があるなら恋をしよう−Ⅰ−
あー、もう着いてしまう。憂鬱とは違う、何とも例え難い緊張。
今日の格好…、頑張り過ぎて無いかな。
さりげなく見えるかな。
はぁ。
改札を出た。
「藍原~」
…課長だ。待っててくれたんだ。当たり前か。
なんて…落ち着いていて、爽やかな…。
休日の課長はこんな感じなんですね。
初めてスーツ以外の格好を見ました。
どういう心境で、名前を呼んでくれたのだろうか。
ネイビーのシャツにグレーのカーディガン。
黒のパンツ…。
身長の高い課長はシンプルなその格好がとても似合っていて素敵だった。
「課長…。こんにちは」
「綺麗なワンピースだね。よく似合ってる」
あ。…そんな事。言われるなんて思ってもみなかった。課長は、そういうこと、言葉にする人なんだ。
すみません、偶然ですが私のワンピースもネイビー。薄いカーディガンを羽織っている。
…なんとなく色コーデ、揃えた感じに見えてしまう。勿論、課長がどんな物を着ているなんて解らなかった訳だけど…大丈夫かな。
「何だか…有り難うございます」
男性から言われなれていないし、ある意味これは評価、何だか自分を見られたという感覚が恥ずかしい。
やはり休日に改めて会うというのは緊張度が違い過ぎる。仕事帰りに誘って貰った方がまだ全然楽だ。
それも全く緊張しない訳じゃないけど。
「藍原、俺ん家に行くぞ」
え?課長の部屋に。
「言ってなかったけどいいかな?いいよな、大丈夫だよな?あ、わざとじゃないからな?」
いいも悪いも…。
嫌って言ってしまうと、妙に気不味い事になりますよね。課長の…部屋だと聞いて変に意識して拒否したみたいに取られそうだし。
あ、じゃあ、何か手土産を持ってくれば良かったな。そのままどこかに行くと思っていたから…何も持って来ていない。
「課長…手ぶらで来てしまってすみません。
何だかお部屋にお邪魔するとなると、何も持たずに訪問するのが駄目な気がします」
駄目駄目な部分が露呈してしまった。
「ん?そうか?そんな事はない。
今回は急にうちにって決めたから気にする事もないし。そうじゃなくても、俺にそんなに気を遣うな?大丈夫だ」
「はい。でもすみません…」
……あ、急にって、最初から決めていたのではないのですか。
「だから、気にするなって」
「はい」
頭をポンポンとされた。
う。私、されて可愛らしい年齢でもないのですが…。でも、これは…やはり、ヤバいです。嬉しくなってしまいます。
……もう駄目でも、トキメいてしまいます。こういう行為はしないで頂きたいくらいです。
今日の格好…、頑張り過ぎて無いかな。
さりげなく見えるかな。
はぁ。
改札を出た。
「藍原~」
…課長だ。待っててくれたんだ。当たり前か。
なんて…落ち着いていて、爽やかな…。
休日の課長はこんな感じなんですね。
初めてスーツ以外の格好を見ました。
どういう心境で、名前を呼んでくれたのだろうか。
ネイビーのシャツにグレーのカーディガン。
黒のパンツ…。
身長の高い課長はシンプルなその格好がとても似合っていて素敵だった。
「課長…。こんにちは」
「綺麗なワンピースだね。よく似合ってる」
あ。…そんな事。言われるなんて思ってもみなかった。課長は、そういうこと、言葉にする人なんだ。
すみません、偶然ですが私のワンピースもネイビー。薄いカーディガンを羽織っている。
…なんとなく色コーデ、揃えた感じに見えてしまう。勿論、課長がどんな物を着ているなんて解らなかった訳だけど…大丈夫かな。
「何だか…有り難うございます」
男性から言われなれていないし、ある意味これは評価、何だか自分を見られたという感覚が恥ずかしい。
やはり休日に改めて会うというのは緊張度が違い過ぎる。仕事帰りに誘って貰った方がまだ全然楽だ。
それも全く緊張しない訳じゃないけど。
「藍原、俺ん家に行くぞ」
え?課長の部屋に。
「言ってなかったけどいいかな?いいよな、大丈夫だよな?あ、わざとじゃないからな?」
いいも悪いも…。
嫌って言ってしまうと、妙に気不味い事になりますよね。課長の…部屋だと聞いて変に意識して拒否したみたいに取られそうだし。
あ、じゃあ、何か手土産を持ってくれば良かったな。そのままどこかに行くと思っていたから…何も持って来ていない。
「課長…手ぶらで来てしまってすみません。
何だかお部屋にお邪魔するとなると、何も持たずに訪問するのが駄目な気がします」
駄目駄目な部分が露呈してしまった。
「ん?そうか?そんな事はない。
今回は急にうちにって決めたから気にする事もないし。そうじゃなくても、俺にそんなに気を遣うな?大丈夫だ」
「はい。でもすみません…」
……あ、急にって、最初から決めていたのではないのですか。
「だから、気にするなって」
「はい」
頭をポンポンとされた。
う。私、されて可愛らしい年齢でもないのですが…。でも、これは…やはり、ヤバいです。嬉しくなってしまいます。
……もう駄目でも、トキメいてしまいます。こういう行為はしないで頂きたいくらいです。