8歳上のパパ【長期更新停止中】
「……ったく、もう。これくらいで何ひとりでつぶれてるんだか。
ほら、純一くん、寝るなら部屋行って!」
呆れたように呟くママの口からは、誰が聞いても分かるくらい大きなため息が聞こえた。
でも、張本人の彼は、肩を揺すっても「う〜」と言うだけで、立ち上がる気配はない。
「ねぇ、ママ。純一さんって普段はもっと飲むの?」
「え?どうして?」
「いや、今‘これくらいで’って言ってたから」
「あ……。
そ、そうねー。まぁ……一応営業だしね。
ほらっ!いい加減にしなさいよ」
……あれ?
なんとなくごまかされた気がするのは気のせいかな?
「美未、大丈夫そう?」
「うん……たぶん」
心配して様子をうかがう一志に、あたしは小さな声で呟いた。