8歳上のパパ【長期更新停止中】
――――…………
――……
「んーよいしょ……って!!
だから飲みすぎって言ったのに……」
「うぃー……」
……うぃーって……勘弁して欲しい。
起きてるんだか、寝てるんだか……。すっかり酔っ払ってフラフラしている彼の腕を肩に回し、引きずるようにして部屋へと連れて行く。
なんであたしが……。
内心そんな気持ちだったけど、ママ命令だから仕方ない。
何度声を掛けても唸るだけの彼を見て「部屋まで連れていきましょうか?」と言ってくれた一志の厚意を断って言ったママの言葉はこうだった。
「そんな!いいの、一志くんはお客様なんだから。
……でも、あたしもちょっと酔ってるしな〜……」
チラリとあたしに向ける視線が「行け」というサインを現していた。