夢を忘れた眠り姫
「超ミスマッ…あ、いや、新鮮で意外性のあるカップリングだったからさ~。きっと誰も予想だにしていなかったよね!」
「あ。それでね、申し訳ないんだけど、他の皆にも昨日の件、メールでバラしちゃった~」
「え…?」
近藤さんの告白に『まぁ、必然的にそうなるでしょうな』と思いつつ、ちょっと戸惑ったような、恥ずかしそうな表情を作って聞き返した。
「あの…。社内の皆さんに、私と貴志さんのことをお知らせしたということですか…?」
「うん。といっても、メアドを知ってる子だけだけどさ」
近藤さんはあっけらかんと答えたけれど、彼女はとても社交的で、部署の垣根を越えた飲み会やコンパを定期的に開催しているので、男女問わず多くの社員の連絡先を把握している。
そんな彼女が「メールした」という事は、各部署の人達に話が伝わったということで、そこから更に細分化されて情報が拡散していくのを覚悟しなければならないだろう。
何しろ皆、社内の人間の恋愛ネタには敏感だ。
「ほら、だって、永井さんと、もしかしたら密かに貴志さんを狙っているかもしれない人に『二人はすでに付き合ってるんですよ~』ってのを、きちんと示しておいてあげないと」
「そうそう。あなたも彼も、誰かにちょっかいをかけられたりしたら困っちゃうし嫌でしょ?」
「きっちり予防線は張っておかないとね」
「あ。それでね、申し訳ないんだけど、他の皆にも昨日の件、メールでバラしちゃった~」
「え…?」
近藤さんの告白に『まぁ、必然的にそうなるでしょうな』と思いつつ、ちょっと戸惑ったような、恥ずかしそうな表情を作って聞き返した。
「あの…。社内の皆さんに、私と貴志さんのことをお知らせしたということですか…?」
「うん。といっても、メアドを知ってる子だけだけどさ」
近藤さんはあっけらかんと答えたけれど、彼女はとても社交的で、部署の垣根を越えた飲み会やコンパを定期的に開催しているので、男女問わず多くの社員の連絡先を把握している。
そんな彼女が「メールした」という事は、各部署の人達に話が伝わったということで、そこから更に細分化されて情報が拡散していくのを覚悟しなければならないだろう。
何しろ皆、社内の人間の恋愛ネタには敏感だ。
「ほら、だって、永井さんと、もしかしたら密かに貴志さんを狙っているかもしれない人に『二人はすでに付き合ってるんですよ~』ってのを、きちんと示しておいてあげないと」
「そうそう。あなたも彼も、誰かにちょっかいをかけられたりしたら困っちゃうし嫌でしょ?」
「きっちり予防線は張っておかないとね」