夢を忘れた眠り姫
「私の方もですよ。っていうか、こっちはもっとあからさまでしたけど」
なんせ女性の先輩方に仕事に関する事で話しかけようとする度に『聞いたわよ、永井さん!』『おめでとー』なんてヒソヒソニヤニヤこっそり祝福されまくって、さらにお昼時には社食のデザートで一番高価なプリンアラモードなんかおごってもらっちゃったりしたもんね。
皆さんのテンションがそこまで上昇した理由は、まぁ、朝に推測した通りだろう。
『一番若い永井さんがさっさとパートナーを見つけて落合さん争奪戦から離脱してくれて良かった』と思っている事がヒシヒシと伝わって来る。
しかも相手は超失礼だけれども皆さんにとってまったく眼中になかったであろう貴志さんだし。
誰にとってもハッピーな結果となり、両手を上げて喜ばずにはいられなかったのだろう。
ホント、素直で分かりやすい方達ばかりだ。
「もう、若手を中心に、ほとんどの社員に情報が広まってしまっていると考えた方がいいでしょうね」
その件についてわざわざ触れて来るか否かは人によって違うだろうけど。
興味はあっても他人の恋愛事情にわざわざ口を挟む事には躊躇したり、ぶっちゃけそんなのどうでもいい、という考えの人も中にはいるだろうから。
「まさかこんな大事になるとは…」
「私はあの喫茶店で近藤さん達に会ってしまった時点でこうなる覚悟はしていましたよ」
なんせ女性の先輩方に仕事に関する事で話しかけようとする度に『聞いたわよ、永井さん!』『おめでとー』なんてヒソヒソニヤニヤこっそり祝福されまくって、さらにお昼時には社食のデザートで一番高価なプリンアラモードなんかおごってもらっちゃったりしたもんね。
皆さんのテンションがそこまで上昇した理由は、まぁ、朝に推測した通りだろう。
『一番若い永井さんがさっさとパートナーを見つけて落合さん争奪戦から離脱してくれて良かった』と思っている事がヒシヒシと伝わって来る。
しかも相手は超失礼だけれども皆さんにとってまったく眼中になかったであろう貴志さんだし。
誰にとってもハッピーな結果となり、両手を上げて喜ばずにはいられなかったのだろう。
ホント、素直で分かりやすい方達ばかりだ。
「もう、若手を中心に、ほとんどの社員に情報が広まってしまっていると考えた方がいいでしょうね」
その件についてわざわざ触れて来るか否かは人によって違うだろうけど。
興味はあっても他人の恋愛事情にわざわざ口を挟む事には躊躇したり、ぶっちゃけそんなのどうでもいい、という考えの人も中にはいるだろうから。
「まさかこんな大事になるとは…」
「私はあの喫茶店で近藤さん達に会ってしまった時点でこうなる覚悟はしていましたよ」