夢を忘れた眠り姫
「ゆめちゃんに愚痴っていた内容と、脅迫なんかやらかす精神状態を合わせて考えれば、奴は現在金欠病で、商売の方は正直あまり上手く行っていないんだろう。つまり時間は有り余ってるという事で、呼び出しにも即応じられると思ったんだ」
「何で母親はよりによってそんなとこに頼んだんだか…」
貴志さんは眉間にしわを寄せて言葉を吐いた。
「無駄にプライドが高い女だから、そこから考えれば、もっと大手の調査会社に頼みそうなものだけど。いや、もちろんその行為を肯定してる訳ではないけど、ちゃんとした所なら少なくとも知り得た情報を使って調査対象者を恐喝するような輩はいなかったでしょうし」
「『あいざわ』だから、多分電話帳の一番上に名前があったんでしょうね」
会話の妨げにならないよう、ベンさんはタイミングを見計らいながら上手にまぐまぐとスイーツを食している。
「そしてお母さんはあまり調査にお金をかけたくなかったみたいですし、むしろ大手に頼むのは躊躇したんじゃないでしょうか。まず、真っ先に目についた『藍沢探偵事務所』に電話をかけ、アポを取り、事務所まで赴いた際に、おそらく閑古鳥が鳴いているであろう室内の様子を見て、こういう所ならかなりの低予算を提示しても仕事を引き受けるハズだと踏んだのではないかと」
「なるほど…」
「何で母親はよりによってそんなとこに頼んだんだか…」
貴志さんは眉間にしわを寄せて言葉を吐いた。
「無駄にプライドが高い女だから、そこから考えれば、もっと大手の調査会社に頼みそうなものだけど。いや、もちろんその行為を肯定してる訳ではないけど、ちゃんとした所なら少なくとも知り得た情報を使って調査対象者を恐喝するような輩はいなかったでしょうし」
「『あいざわ』だから、多分電話帳の一番上に名前があったんでしょうね」
会話の妨げにならないよう、ベンさんはタイミングを見計らいながら上手にまぐまぐとスイーツを食している。
「そしてお母さんはあまり調査にお金をかけたくなかったみたいですし、むしろ大手に頼むのは躊躇したんじゃないでしょうか。まず、真っ先に目についた『藍沢探偵事務所』に電話をかけ、アポを取り、事務所まで赴いた際に、おそらく閑古鳥が鳴いているであろう室内の様子を見て、こういう所ならかなりの低予算を提示しても仕事を引き受けるハズだと踏んだのではないかと」
「なるほど…」