夢を忘れた眠り姫
「でも、改めて、やっぱりここに住まわせてもらったのは大正解だったと思います。ホント便利な場所にあるし、最新式のオートロック機能がついていて、しかも男性が同じ屋根の下に居てくれるんですもんね。これほど強固なセキュリティはないし、とっても安心便利な物件に巡り会えたな~と」
「そういう面で自分が役に立ってるかどうかは疑問だけど」
苦笑いを浮かべながら貴志さんは言葉を繋いだ。
「とにかく、早くメインの問題も片付くと良いな」
「でも、だいたい目処はついたけどね」
するとそこで醤油味のお煎餅を食べ終え、今度は塩味に手を伸ばしながらベンさんが淡々と述べた。
「俺の話にもちゃんと耳を傾けるようになったし。そろそろ陥落しそうな手応えを感じている」
「えっ。そうなんですか?っていうか、それを俺にバラしてしまって良いんですか?」
「この程度なら別に問題はないよ。ゆめちゃんには喫茶店ですでに詳しい経緯を説明したんだけど、そう遠くない未来に決着を迎えると思う」
「もう、あっちも面倒になって来ちゃったんでしょうね。何を言ってもベンさんに理路整然とやり込められてるんだろうし。そもそも私の事を本気で思っていた訳じゃないんですよ」
私は自分でも何て憎々しげな声音なんだろ、と自覚しながら発言した。
「そういう面で自分が役に立ってるかどうかは疑問だけど」
苦笑いを浮かべながら貴志さんは言葉を繋いだ。
「とにかく、早くメインの問題も片付くと良いな」
「でも、だいたい目処はついたけどね」
するとそこで醤油味のお煎餅を食べ終え、今度は塩味に手を伸ばしながらベンさんが淡々と述べた。
「俺の話にもちゃんと耳を傾けるようになったし。そろそろ陥落しそうな手応えを感じている」
「えっ。そうなんですか?っていうか、それを俺にバラしてしまって良いんですか?」
「この程度なら別に問題はないよ。ゆめちゃんには喫茶店ですでに詳しい経緯を説明したんだけど、そう遠くない未来に決着を迎えると思う」
「もう、あっちも面倒になって来ちゃったんでしょうね。何を言ってもベンさんに理路整然とやり込められてるんだろうし。そもそも私の事を本気で思っていた訳じゃないんですよ」
私は自分でも何て憎々しげな声音なんだろ、と自覚しながら発言した。