夢を忘れた眠り姫
「へぇ、そうなんだ。でも、あくまでも事務的な内容しか書かれてないからこれといって見るべき所はなかっただろ?」
「いえ。大変興味深く拝見しましたよ。そして、今度はそこから『beebee club』のトップページに飛んで、小説サイトをあれこれ閲覧してました」
「え!?」
私は思わず素っ頓狂な声を発してしまった。
「サ、サイトを見に行ったんですか!?」
「うん…。それでカテゴリーが分かれてたから、小説部門の恋愛ジャンルをクリックして、ヒットしたホームページを上から順に見ていって。もしかしたらこの中に永井さんのがあるのかな~なんて思いつつ。前に恋愛もののネタやストーリーについて熱く語ってたから自分も書いてるんだろうと推理してさ」
「……あれは訪問者数の多い順、つまり人気のある物からヒットしますから、私のサイトに行き着くのは容易じゃないと思いますよ」
貴志さんの解説を聞いてひとまず胸を撫で下ろした。
それなら偶然にでも、私の作品を読まれる心配はないだろうから。
自慢じゃないけどホムペを開設してはや6年、上位100位以内に入った事はない。
そして順位関係なく、ランダムに選んで開いて行ったとしても、やはりあの膨大なホムペの中から私のものを探し当てられる確率はかなり低いだろう。
つくづくあの時、ベンさんがうっかりサイト名やペンネームを口にしなくて良かった、と思う。
「いえ。大変興味深く拝見しましたよ。そして、今度はそこから『beebee club』のトップページに飛んで、小説サイトをあれこれ閲覧してました」
「え!?」
私は思わず素っ頓狂な声を発してしまった。
「サ、サイトを見に行ったんですか!?」
「うん…。それでカテゴリーが分かれてたから、小説部門の恋愛ジャンルをクリックして、ヒットしたホームページを上から順に見ていって。もしかしたらこの中に永井さんのがあるのかな~なんて思いつつ。前に恋愛もののネタやストーリーについて熱く語ってたから自分も書いてるんだろうと推理してさ」
「……あれは訪問者数の多い順、つまり人気のある物からヒットしますから、私のサイトに行き着くのは容易じゃないと思いますよ」
貴志さんの解説を聞いてひとまず胸を撫で下ろした。
それなら偶然にでも、私の作品を読まれる心配はないだろうから。
自慢じゃないけどホムペを開設してはや6年、上位100位以内に入った事はない。
そして順位関係なく、ランダムに選んで開いて行ったとしても、やはりあの膨大なホムペの中から私のものを探し当てられる確率はかなり低いだろう。
つくづくあの時、ベンさんがうっかりサイト名やペンネームを口にしなくて良かった、と思う。