夢を忘れた眠り姫
「でも、今までの相棒さんは何ら不自由なく、不満を漏らすことなく過ごしていらっしゃったんでしょう?」
「そいつは仕事が激務で、部屋には寝に帰って来るだけって感じの生活だったから…。それに、室内に収まりきらない荷物はリビングや洗面所、つまり共有部分に置いていたんだ。だけど異性同士だとそれは中々難しいだろ?私物が多いであろう女性には厳しい環境なんじゃないかな?」
「あ、まったく問題ないっス!」
私はキッパリと言い切った。
「今住んでるアパートだって6畳一間で収納は押し入れと自分で通販で買ったチェストと洋服かけだけですもん。それでも若干スペースに余裕がありますから。普段から極力荷物は増やさないようにしているんで、そちらに引っ越しても何ら不都合な事はないと思います」
「というか、そもそもあまり交流のなかった男女が一つ屋根の下で生活するっていうのはやっぱりマズイよ」
「え?どうしてですか?だって、ルームシェアっていうのは本来そういうものでしょ?」
貴志さんは切り札を口にしたつもりらしいけど、私はその想定内過ぎる主張に『してやったり』と思いつつ反論する。
「交流どころか、それまで全然面識の無かった人と同居を始めるのなんか当たり前にあることです。実際、前に何かのテレビ番組でルームシェアについて取り上げてましたけど、国籍の違う、恋人でもなんでもない若い男女が一緒に暮らしていましたよ」
「そいつは仕事が激務で、部屋には寝に帰って来るだけって感じの生活だったから…。それに、室内に収まりきらない荷物はリビングや洗面所、つまり共有部分に置いていたんだ。だけど異性同士だとそれは中々難しいだろ?私物が多いであろう女性には厳しい環境なんじゃないかな?」
「あ、まったく問題ないっス!」
私はキッパリと言い切った。
「今住んでるアパートだって6畳一間で収納は押し入れと自分で通販で買ったチェストと洋服かけだけですもん。それでも若干スペースに余裕がありますから。普段から極力荷物は増やさないようにしているんで、そちらに引っ越しても何ら不都合な事はないと思います」
「というか、そもそもあまり交流のなかった男女が一つ屋根の下で生活するっていうのはやっぱりマズイよ」
「え?どうしてですか?だって、ルームシェアっていうのは本来そういうものでしょ?」
貴志さんは切り札を口にしたつもりらしいけど、私はその想定内過ぎる主張に『してやったり』と思いつつ反論する。
「交流どころか、それまで全然面識の無かった人と同居を始めるのなんか当たり前にあることです。実際、前に何かのテレビ番組でルームシェアについて取り上げてましたけど、国籍の違う、恋人でもなんでもない若い男女が一緒に暮らしていましたよ」