夢を忘れた眠り姫
それによると、現地点から横にのびている脇道へと入って行き、右手角にコンビニがある交差点を左に折れ、まもなくの所にあるらしい。
何度か見返しそのルートを頭に叩き込んでから再び歩き出した。
それから数分後、無事に喫茶店に到着する。
中に照明が内臓されている、店の前を明るく照らす役目も兼任しているらしい立て看板がまず真っ先に視界に飛び込んで来た。
一輪車に乗りながら陽気にお手玉の芸を披露しているピエロが描かれている。
それを横目に見ながら店舗の出入口に向き合い、素材は何だか知らないけど何かの木でできた板チョコみたいな形と色合いの重厚な扉を押し開けた。
『チリンチリン』という、何ともノスタルジックな音色が響き渡るのと同時に「いらっしゃいませ」という出迎えの声も上がる。
「空いているお席にどうぞー」
おそらくマスターと思われる中年の男性と並んでカウンター内に立っている、若いウエイトレスさんから笑顔でそう促されたので、一番奥のテーブル席まで歩を進め、腰かけた。
「ホットコーヒーお願いします。それと、後からもう一人来ますので」
「かしこまりました」
お冷やを手に注文を取りに来たウエイトレスさんにそう告げ、彼女が去ってから、席に着くまでに目に入った店内の様子を脳内スクリーンに再現させた。
カウンター席が5つ、テーブル席が4つあるだけのこじんまりとしたお店だった。
何度か見返しそのルートを頭に叩き込んでから再び歩き出した。
それから数分後、無事に喫茶店に到着する。
中に照明が内臓されている、店の前を明るく照らす役目も兼任しているらしい立て看板がまず真っ先に視界に飛び込んで来た。
一輪車に乗りながら陽気にお手玉の芸を披露しているピエロが描かれている。
それを横目に見ながら店舗の出入口に向き合い、素材は何だか知らないけど何かの木でできた板チョコみたいな形と色合いの重厚な扉を押し開けた。
『チリンチリン』という、何ともノスタルジックな音色が響き渡るのと同時に「いらっしゃいませ」という出迎えの声も上がる。
「空いているお席にどうぞー」
おそらくマスターと思われる中年の男性と並んでカウンター内に立っている、若いウエイトレスさんから笑顔でそう促されたので、一番奥のテーブル席まで歩を進め、腰かけた。
「ホットコーヒーお願いします。それと、後からもう一人来ますので」
「かしこまりました」
お冷やを手に注文を取りに来たウエイトレスさんにそう告げ、彼女が去ってから、席に着くまでに目に入った店内の様子を脳内スクリーンに再現させた。
カウンター席が5つ、テーブル席が4つあるだけのこじんまりとしたお店だった。