夢を忘れた眠り姫
貴志さんも電車通勤なので、同時に店を出たら必然的に二人仲良く駅を目指す事となり、その姿を会社の人に目撃されたりしたら色々厄介なので時間をずらして下さったのだろう。
しかし私達、最後の頃には何だかだいぶ打ち解けて会話してなかった?
駅までの道のりを辿りながら考える。
私はすっかり『おっとりふんわり(以下略)』の演技を忘れてしまっていたし、貴志さんも普段とは口調や声音がだいぶ違っていた。
やっぱお互いの訳あり私生活を垣間見て、「目の前に立ち塞がる困難に立ち向かう同士」的な連帯意識が芽生えたからなのだろうか。
そんな事を考えながら目当ての電車に乗り目的地で降りてテクテク歩き、無事に幸せ荘に到着する。
「数日ぶりにちゃんとしたものを食べるとするか…」
手洗いうがいを済ませ、部屋着に着替えた後、そう呟きつつ夕飯の準備に取りかかった。
作りおきして冷凍していた物の中から豚のしょうが焼きを選び、温めている間に洗って切って小分けにしておいた野菜でサラダをこしらえる。
汁物を何にするか悩んだ末、ちょっと豪華に餃子スープにする事にした。
その時にある野菜とこれまた作り置きしておいた冷凍餃子を3、4個投入して煮込み、市販の中華スープの元を溶かして味付けするだけなので作り方はとっても簡単。
しかし私達、最後の頃には何だかだいぶ打ち解けて会話してなかった?
駅までの道のりを辿りながら考える。
私はすっかり『おっとりふんわり(以下略)』の演技を忘れてしまっていたし、貴志さんも普段とは口調や声音がだいぶ違っていた。
やっぱお互いの訳あり私生活を垣間見て、「目の前に立ち塞がる困難に立ち向かう同士」的な連帯意識が芽生えたからなのだろうか。
そんな事を考えながら目当ての電車に乗り目的地で降りてテクテク歩き、無事に幸せ荘に到着する。
「数日ぶりにちゃんとしたものを食べるとするか…」
手洗いうがいを済ませ、部屋着に着替えた後、そう呟きつつ夕飯の準備に取りかかった。
作りおきして冷凍していた物の中から豚のしょうが焼きを選び、温めている間に洗って切って小分けにしておいた野菜でサラダをこしらえる。
汁物を何にするか悩んだ末、ちょっと豪華に餃子スープにする事にした。
その時にある野菜とこれまた作り置きしておいた冷凍餃子を3、4個投入して煮込み、市販の中華スープの元を溶かして味付けするだけなので作り方はとっても簡単。