夢を忘れた眠り姫
共有部分の電化製品、家具は一通り揃っているので申し訳ないけど処分して欲しいこと、ただ、貴志さんも相棒さんもあまり料理はせず、調理器具が充実しているとはいえないので、ひとまず私の物を持参し、被っている器具があったら見比べて古い方を捨てよう、という提案が書いてあった。
部屋の中に置く私物に関しては自己判断に任せる、ということだった。
もし万が一、部屋に入りきらない物が出てきてしまった場合はその時に考えようと。
そして不動産屋さんに関しては、貴志さんの方も日曜日は予定がないので早々に手続きに行ってしまおうか、という返事だった。
一瞬迷った後、私はメール画面を閉じ、代わりに電話帳を開いて登録したばかりの貴志さんの番号を呼び出した。
発信ボタンを押し数コールのあと、彼が応答する。
『はい』
「あ、すみません貴志さん私です」
『うん。さっきはどうも』
「どうもです。えっと、電話の方が手っ取り早いと思ってかけてしまいました」
『そうだね』
「メール読みました。そちらの提案に従います。不動産屋さんの方も、さっさとケリをつけてしまいましょう」
『すごいな。永井さんて、そんなにサクサク決断して行く人だったんだ』
「いや、だって、面倒な事はとっとと片付けてしまいたいですし」
私の必死さがおかしかったのか、軽い笑いを挟んだあと、貴志さんは仕切り直し、という感じで話を再開した。
部屋の中に置く私物に関しては自己判断に任せる、ということだった。
もし万が一、部屋に入りきらない物が出てきてしまった場合はその時に考えようと。
そして不動産屋さんに関しては、貴志さんの方も日曜日は予定がないので早々に手続きに行ってしまおうか、という返事だった。
一瞬迷った後、私はメール画面を閉じ、代わりに電話帳を開いて登録したばかりの貴志さんの番号を呼び出した。
発信ボタンを押し数コールのあと、彼が応答する。
『はい』
「あ、すみません貴志さん私です」
『うん。さっきはどうも』
「どうもです。えっと、電話の方が手っ取り早いと思ってかけてしまいました」
『そうだね』
「メール読みました。そちらの提案に従います。不動産屋さんの方も、さっさとケリをつけてしまいましょう」
『すごいな。永井さんて、そんなにサクサク決断して行く人だったんだ』
「いや、だって、面倒な事はとっとと片付けてしまいたいですし」
私の必死さがおかしかったのか、軽い笑いを挟んだあと、貴志さんは仕切り直し、という感じで話を再開した。