夢を忘れた眠り姫
翌日の日曜日、8時に起床し朝食を摂って身支度を整え、貴志さんとの待ち合わせ場所へと向かう。
「こんにちは」
「あ、どーも」
改札口付近で無事に落ち合い、お互い淡々と挨拶を交わしたあと、さっさと歩き出した貴志さんに続いて外に出て、そこから数百メートルの距離にある不動産屋さんへ移動した。
休日だというのに彼は会社によく着て来るグレーのスーツ、私もこれまた仕事の日にヘビロテで着用している白のカットソーとカーディガン、紺のスカートという出で立ちであった。
何だか服装を考えるのが面倒臭くて。
普通にセーターとジーパンとかでも良かったのだろうけど、いきなり個人のセンスがモロバレな「普段着」を見せることにすこぶる抵抗があったのだ。
今の段階ではあまり素の部分は披露したくないというか…。
あくまでも職場の同僚として会うという姿勢を崩したくなかったのである。
彼もきっと同じ考えなのだろう。
「あ、貴志さんですね。お待ちしておりました」
彼が事前に連絡してくれていたようで手続きはスムーズに進み、数十分後にはやるべき事を終えそこを後にしていた。
本当にただ『同居人が代わる』報告をしただけ、という感じだった。
また、引っ越しはいつでも良いこと、その日時がきちんと決まったら隣近所に当日騒がしくなる事を一応お知らせしておきたいのでご一報下さい、ということだった。
「こんにちは」
「あ、どーも」
改札口付近で無事に落ち合い、お互い淡々と挨拶を交わしたあと、さっさと歩き出した貴志さんに続いて外に出て、そこから数百メートルの距離にある不動産屋さんへ移動した。
休日だというのに彼は会社によく着て来るグレーのスーツ、私もこれまた仕事の日にヘビロテで着用している白のカットソーとカーディガン、紺のスカートという出で立ちであった。
何だか服装を考えるのが面倒臭くて。
普通にセーターとジーパンとかでも良かったのだろうけど、いきなり個人のセンスがモロバレな「普段着」を見せることにすこぶる抵抗があったのだ。
今の段階ではあまり素の部分は披露したくないというか…。
あくまでも職場の同僚として会うという姿勢を崩したくなかったのである。
彼もきっと同じ考えなのだろう。
「あ、貴志さんですね。お待ちしておりました」
彼が事前に連絡してくれていたようで手続きはスムーズに進み、数十分後にはやるべき事を終えそこを後にしていた。
本当にただ『同居人が代わる』報告をしただけ、という感じだった。
また、引っ越しはいつでも良いこと、その日時がきちんと決まったら隣近所に当日騒がしくなる事を一応お知らせしておきたいのでご一報下さい、ということだった。