夢を忘れた眠り姫
幸せ荘でもエアコン無しで生活していたし。
夏場は扇風機で涼を取り、冬はコタツと、それだけだと上半身が寒いのでコンパクトな電気ストーブを併用して過ごしていた。
ただ、共同で暮らすとなると、電気消費量も考えなくちゃいけないんだな…。
一人で好き勝手に使えるという訳じゃない。
まぁ、今までの生活で、光熱費がそんなに莫大な金額になった事はないから大丈夫だとは思うんだけど。
「あ」
そこでふと疑問が浮かび上がり、問いかける。
「ところで私、引っ越し当日は挨拶回りをした方が良いんでしょうか?」
だとしたらタオルとか用意しとかなくちゃいけないけど。
「いや。俺が来た時に済ませてあるから良いんじゃないのかな」
貴志さんは眼鏡を押し上げつつ返答した。
「世帯主の顔さえお互いに把握しとけば。他の部屋にも同棲しているカップルがいて、途中女性が別の人に入れ替わってたけど挨拶なんか来なかったし」
そこで貴志さんは慌てて続けた。
「あ、いや、もちろん俺達はカップルじゃないけどね。とにかく同居人は挨拶まわりはしなくても良いと思う。むしろ、そういうのを煩わしく感じる人もいるだろうし」
「そうですか。分かりました」
納得した所で部屋を出て、今度は水回りやリビングダイニングキッチンも見学させてもらった。
夏場は扇風機で涼を取り、冬はコタツと、それだけだと上半身が寒いのでコンパクトな電気ストーブを併用して過ごしていた。
ただ、共同で暮らすとなると、電気消費量も考えなくちゃいけないんだな…。
一人で好き勝手に使えるという訳じゃない。
まぁ、今までの生活で、光熱費がそんなに莫大な金額になった事はないから大丈夫だとは思うんだけど。
「あ」
そこでふと疑問が浮かび上がり、問いかける。
「ところで私、引っ越し当日は挨拶回りをした方が良いんでしょうか?」
だとしたらタオルとか用意しとかなくちゃいけないけど。
「いや。俺が来た時に済ませてあるから良いんじゃないのかな」
貴志さんは眼鏡を押し上げつつ返答した。
「世帯主の顔さえお互いに把握しとけば。他の部屋にも同棲しているカップルがいて、途中女性が別の人に入れ替わってたけど挨拶なんか来なかったし」
そこで貴志さんは慌てて続けた。
「あ、いや、もちろん俺達はカップルじゃないけどね。とにかく同居人は挨拶まわりはしなくても良いと思う。むしろ、そういうのを煩わしく感じる人もいるだろうし」
「そうですか。分かりました」
納得した所で部屋を出て、今度は水回りやリビングダイニングキッチンも見学させてもらった。