夢を忘れた眠り姫
そんな事を考えつつ目当ての記事を読み終え、今度は会員登録している者に与えられている『マイページ』にIDとパスワードを入力して入り込み、黙々と編集作業をしていると、玄関からドアの開閉音が響いて来た。
貴志さんが帰宅したのだろう。
急いでサイトを閉じ、ケータイをポケットに仕舞う。
引き続き操作していたとして、別に画面を覗き込まれたり内容を詮索されたりはしないだろうけれど、次の行動に移らなければいけないのでひとまずこのタイミングで終了したのだ。
そうこうするうちに足音が近付いて来て、リビングのドアが開かれた。
「ダンボール、ありがとうございました」
ビニール袋を手に下げた彼の姿が視界に入ったのと同時に礼を述べる。
「いや、どういたしまして」
「私もちょっと買い物に行って来ます。コンビニじゃなくてスーパーですけど」
「あ、ホント?場所は分かる?」
「はい。ここに来る途中、トラックの中から見えましたから」
貴志さんが買ってきた物を冷蔵庫や食器棚に収納し始めた所で私も動き出した。
マグカップを流しで手早く洗い水切りカゴに乗せたあとキッチンを出て、自室へと向かう。
愛用のグレーのコートを羽織り、ミニトートにケータイとお財布を入れて部屋を出た。
「じゃ、出かけて来ます」
「あ、ちょっと待った」
再びキッチンに顔を出してそう声をかけると、貴志さんが私を呼び止めた。
貴志さんが帰宅したのだろう。
急いでサイトを閉じ、ケータイをポケットに仕舞う。
引き続き操作していたとして、別に画面を覗き込まれたり内容を詮索されたりはしないだろうけれど、次の行動に移らなければいけないのでひとまずこのタイミングで終了したのだ。
そうこうするうちに足音が近付いて来て、リビングのドアが開かれた。
「ダンボール、ありがとうございました」
ビニール袋を手に下げた彼の姿が視界に入ったのと同時に礼を述べる。
「いや、どういたしまして」
「私もちょっと買い物に行って来ます。コンビニじゃなくてスーパーですけど」
「あ、ホント?場所は分かる?」
「はい。ここに来る途中、トラックの中から見えましたから」
貴志さんが買ってきた物を冷蔵庫や食器棚に収納し始めた所で私も動き出した。
マグカップを流しで手早く洗い水切りカゴに乗せたあとキッチンを出て、自室へと向かう。
愛用のグレーのコートを羽織り、ミニトートにケータイとお財布を入れて部屋を出た。
「じゃ、出かけて来ます」
「あ、ちょっと待った」
再びキッチンに顔を出してそう声をかけると、貴志さんが私を呼び止めた。