好きな人の好きな人。【完】
「アホ、嘘だよ。
まー、そういうのは可愛いんじゃねーの。」
そうポロッと零した。
顔をそらすソイツに照れたのを隠しきれずに
「ええええっ、か、かわ!?」
噛みまくってしまった。
かわいいなんて、言われなさすぎる。
ましてやこんな奴に言われるなんて思ってもみなかった。
そんなこんなで、さっきまで怖くてたまらなかったお化け屋敷も少し和らいだ。
そしてあっという間にゴールに辿り着く。
「やったぁ!」
「ハイハイ。で、いつまで腕にしがみついてんの。」
少し目を細めてこっちを向かれる。
一瞬し、思考が回らなかった。