好きな人の好きな人。【完】



「え、ええええええええ!?」

「いや、こっちのセリフ。」


ごめん、と小さな声でつぶやき慌てて手を離す。


もしかしたら、しがみついてたから怖くなかっただけなのかな。


そう思うと不思議と心が軽くなった気がした。


失態を犯してしまったわけだけど、

案外気にしなくていいかも、なんて思い歩きだそうとすると、


「空。」



低い、__先輩の声が聞こえた。


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