プリンセス騎士 ※更新中※






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ある日の放課後。

担任に頼まれた山積みのプリントを資料室まで運ぶことに。





「にしても重っ!肩壊れるんじゃないのこれ。」





要らなくなったプリントらしいけどシュレッダーにかけるなりして処分すればいいのに。

こんなに溜まるまで放っておくとかありえない。





「教師が生徒にこき使うのもありえないけどね!」





文句を言いながら休憩を入れ旧校舎にある資料室へ向かう。


廊下の角を曲がった時、持っていたプリントが宙を舞った。

前から来た人とぶつかってそのまま後ろへ弾き飛ばされたせいだ。


咄嗟に目を瞑り、迫ってくる衝撃と痛みに備えている、、、が一向に床に近づかない自分の体。

違和感を感じ薄ら目を開けると、未戸香の腕を掴んだ楓くんが立っていた。

ぶつかった相手はどうやら楓くんだったらしい。





「大丈夫?」

「うん、楓くんこそ大丈夫だった?」





落ちたプリントを拾いながら聞くと「うん」と頷く楓くん。





「拾ってくれてありがとね。」

「これ、どこに持っていくの?」

「旧校舎の資料室だよ。」

「全部?」

「全部。」






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