妖怪なんて見たくない!



「ねえ、峰葉」

『なんだ?』


二人で縁側に座って外をぼんやり眺めながら。


「神凪さんって似てるよね」

そう言うと。


『………ふふ。お前もそう思ったか』

「うん。峰葉がここにいるのは、『だから』でしょう?」



『………そうだな。お前と俺で、あいつを変えてやろう』


ニヤッと。

峰葉はイタズラをする子供のように笑った。


「やっぱり。それが理由だったんだ」

『いや、お前があのクソガキに泣かされないように監視する目的もあるぞ』


結構。

峰葉の目は本気だ。



「私がちょっとイライラしてて泣いちゃっただけだよ。

本当はあいつ、いい奴だよ」


峰葉はフン、と鼻で息を吐いて。


「分からんな。
祓い屋は人間の中でも1番信用できん。

それに、私の友人を傷つけたんだ。
そう簡単には認めない」













< 309 / 482 >

この作品をシェア

pagetop