妖怪なんて見たくない!
「ねえ、峰葉」
『なんだ?』
二人で縁側に座って外をぼんやり眺めながら。
「神凪さんって似てるよね」
そう言うと。
『………ふふ。お前もそう思ったか』
「うん。峰葉がここにいるのは、『だから』でしょう?」
『………そうだな。お前と俺で、あいつを変えてやろう』
ニヤッと。
峰葉はイタズラをする子供のように笑った。
「やっぱり。それが理由だったんだ」
『いや、お前があのクソガキに泣かされないように監視する目的もあるぞ』
結構。
峰葉の目は本気だ。
「私がちょっとイライラしてて泣いちゃっただけだよ。
本当はあいつ、いい奴だよ」
峰葉はフン、と鼻で息を吐いて。
「分からんな。
祓い屋は人間の中でも1番信用できん。
それに、私の友人を傷つけたんだ。
そう簡単には認めない」