あなたに贈るホラー短編小説
ぼんやりと僕がレジの前に

立っていると、

二十代後半の

二人の女性客が入ってきて、

僕は何気なく

その女性に目をやった。






一人は、ポニーテールで

ミニスカートの女性。






もう一人は、ワンピースで

茶髪で髪の長い女性。






僕が二人の女性を

見つめていると、

がっくりと肩を落とす

ポニーテールの女性に、

ワンピースの女性が話しかけた。






「菜々子、

そんなに落ち込まないでよ。




毎回、上手くいく恋なんて、

あるわけないでしょ」






そう言った

ワンピースの女性の声を聞いて、

僕はドキリとして、

体に電流が走った。






僕は我を忘れて、

ワンピースの女性を

じっと見つめた。
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