君のことが大好きです。




「オムライスお待たせしましたー!」




学食のおばさんの明るい声が響く。




「ありがとうございます。」



そう言って、席へ向かう。




「なんか、今更だけど美来が来てから楽しいね!」




急にそんなことを言ってきた羽湖ちゃん。


そんなことを言われたら泣きそうになってしまう。




「確かに。美来が来てから、羽湖も楽しそうだな。まあ俺もだけど。」




海ちゃん……。



2人が私のことをそんな風に見てくれてた。


それだけで十分なはずなのに



私はもっと仲良くしたいと思ってしまう。


また、人を信じたいと思ってしまうよ。



ねぇ、天国にいるあなたは私が少し、ほんの少しだけ幸せになることを許してくれる…?




✳︎ ° . ✳︎ ° . ✳︎ ° . ✳︎ ° . ✳︎ ° . ✳︎ ° .


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