運命の恋は健康診断から始まる

「間違って口にしちゃったらさすがに殺されそうだから大人しくしてて」


その言葉に身の危険を感じて動きを止めた私に結城さんが微笑む。


「そうそう、そのままじっとしてて」


そう呟いた結城さんの唇が頬に触れて、私は固まった。


あまりの予想外な出来事に何も考えられないし、動けない。


そのままチュッと音をたてて頬にキスした結城さんは不敵に笑って私からパッと離れた。


思わず頬を押さえる私の手を、誰かが引っ張っる。


そのまま抱きすくめられて、ビックリするけどこの香りは、宗一郎さんだ。


何でここにいるんだろうとか、結城さんに抱きしめられたのも頬にキスされてたの見られてた事とか、こうやって抱きしめられてることとか、一気に色んな事が頭の中を駆け巡って私はパニックになる。


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