運命の恋は健康診断から始まる

「初めて見た時から気になったのは、きっと歩が運命の人だったからだな。なぜか俺はなかなか歩に検査してもらえなかったけど」


確かに。気になってるからチラチラ見てたけど、なかなか私が検査に当たることなかったかも。


「採血とかしてる時、他の男にペタペタ触れてるの見て羨ましいと思ったりして……そんな風に思ってたの、知らなかったでしょ」


そう言って私を見る宗一郎さんが、私を抱きしめる。


「だから……こないだの健診の時、やっと歩に検査してもらえて嬉しかったんだよ。緊張して何だか分かんなくなっちゃったけど」


そういえば、そうだったとふふっと笑う私に宗一郎さんはちょっとムスッとしてる。


「だけど、あんな風に他の男にも触れてると思うとちょっとイラッとするからさ。ちょっと気を付けてね」


え、そう言われても。意識してやってるわけではないし触れてドキドキするのはもう宗一郎さんだけだ。


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