運命の恋は健康診断から始まる
健診で見てる姿の百倍かわいいから。
気に入って欲しくなられたりしたら、こいつは怖い。
「えー、なんでですか。兄のように慕っている先輩を心配してるだけなのに」
そう言って不満そうな顔で俺に抱きついてくる結城を押し退ける。
「余計なお世話だよ」
そう言って絶対知られないようにしようと思ってたのに、今年度最後の健診に来てた歩ちゃんと話してるところを見られてあっさりバレて、案の定ちょっかい出された。
結城に呼び出されて会社の近くの公園に行って、あいつに抱きしめられてる歩ちゃんを見てあまりの衝撃に固まってしまった。
それを見て、やっぱり無理だと思った。他の男になんて、絶対に渡したくない。
結城が歩ちゃんの頬にキスしてるのを見て全身の血が沸騰するみたいに身体が熱くなって。
身体が勝手に動いて、気付けば歩ちゃんを腕の中に閉じ込めていた。