運命の恋は健康診断から始まる

「うん、一回決めたことは貫き通す主義なんだよね。俺の勘は当たるから。千紗ちゃんのこと、絶対俺のものにする」


そう言って笑った結城さんに背筋がゾクリとする。


だけど、かわいい千紗ちゃんを結城さんに差し出すような真似したくないし。


「その子、可哀想だけど。とりあえず連絡先教えていきなり二人っきりにさせるよりは監視できるから歩もいいんじゃない?」


た、確かに本当にこのままだと宗一郎さんがノイローゼになっちゃいそうだし。


結城さん、本当に諦めてくれなそうだけど。


「わ、分かりました。千紗ちゃんが、いいって言ったらですよ」


そう言ってため息をつくと結城さんがガバッと私に抱きつく。


「ありがとう、歩ちゃん!」


「だから、歩に抱きつくな」


私から再び結城さんを引き剥がした宗一郎さんがため息をつく。


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