99%思い通り

キスじゃなくて。
唇を合わせることじゃなくて。
ずっと言えずに溜めた言葉だから、何度だって伝えたい。


「好き」

「分かったから」


ううん。分かってない。
きっと、リツが想うよりも私は……。


「リツが好き、好き好き、大好き……」


いくら言っても足りない。
抑えてきた分、止めどなく零れ落ちる、好きの欠片。


「もういいから……少し黙って?」


困ったように微笑む。
収拾のつかなくなった私を宥めるように片手で私を引き寄せると、足元の波にさらわれないように強く、息さえままならない程にきつく抱き締めた。

心のキャパいっぱいになったリツが愛しくて、恋しくて、切なくなる。
口に出してしまったことで、想いに拍車がかかる。

今、分かった。
言葉じゃ伝えきれないから。
溢れ出す想いを形にしたいから。
だから唇が、そのカラダが欲しくなるんだ。

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