イジワル御曹司と花嫁契約
 激しさを増す指の動きに、頭のてっぺんが快感で弾け飛ぶ。


結婚式まではずっと避妊具をつけていたけど、初めて彼の体温に直に触れることができるかもしれないと思うと、それだけで幸せな気持ちだった。


 ……プールベイビー、本当にできるかもしれない。


 お互いがもう、その気になっていた時、遠くからヘリコプターの羽の音が聞こえてきて、動きが止まった。


 二人して見つめ合い、まさかと空を見上げる。


ヘリはあきらかにこちらに向かって飛んできている。


「まじかよ、なんでこのタイミング」


 彰貴は信じられないものでも見るかのように呆然とヘリを見つめていた。
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