イジワル御曹司と花嫁契約
「え!?どこに!?」
強引に手を引っ張り、梯子を降りようとする彼。
「ああ、危ない!分かった、分かったから!」
転げ落ちる危険性を感じた私は、渋々彼の後に続いて梯子を降りる。
床に足がついた途端、再び彼は私の手を引っ張り歩き出した。
「待って!ちょっと、どこ行くの!?」
引きずられるように小走りで付いて行く私に、「いいから黙って付いて来い」と言う彼。
強引すぎ!なんなのこの男!
しっかりと握られた手は振りほどくことなんてできなくて、私はわけが分からぬまま彼の後ろに付いて行く。
一切の迷いも見せずに堂々と歩く後ろ姿は妙に貫禄があって大人に見えた。
二重人格かと思うくらいの変貌ぶり。
そうして戸惑いながらも着いた先は大ホール。
中は先ほどまでの自由に歓談している雰囲気ではなく、いつの間にか作られた壇上に皆の視線が向けられている。
そして壇上だけにスポットライトが当てられ、全体の照明は薄暗くなっていた。
壇上には司会者と、見るからに偉そうな重役みたいな人が数人立っていた。
彼はその壇上に向かってズカズカと歩いて行き、彼の存在に気が付いた周りは避けて道を作ってくれている。
強引に手を引っ張り、梯子を降りようとする彼。
「ああ、危ない!分かった、分かったから!」
転げ落ちる危険性を感じた私は、渋々彼の後に続いて梯子を降りる。
床に足がついた途端、再び彼は私の手を引っ張り歩き出した。
「待って!ちょっと、どこ行くの!?」
引きずられるように小走りで付いて行く私に、「いいから黙って付いて来い」と言う彼。
強引すぎ!なんなのこの男!
しっかりと握られた手は振りほどくことなんてできなくて、私はわけが分からぬまま彼の後ろに付いて行く。
一切の迷いも見せずに堂々と歩く後ろ姿は妙に貫禄があって大人に見えた。
二重人格かと思うくらいの変貌ぶり。
そうして戸惑いながらも着いた先は大ホール。
中は先ほどまでの自由に歓談している雰囲気ではなく、いつの間にか作られた壇上に皆の視線が向けられている。
そして壇上だけにスポットライトが当てられ、全体の照明は薄暗くなっていた。
壇上には司会者と、見るからに偉そうな重役みたいな人が数人立っていた。
彼はその壇上に向かってズカズカと歩いて行き、彼の存在に気が付いた周りは避けて道を作ってくれている。