涙色♡遠恋




『……あ、あの……
初体験はいつですか?……』




『……ああ、フフ♪……
お姉さん何歳の時?……』









私が答えないで下を向いて顔を、
赤らめてると彼がいきなり笑い出し、





『……アハハ……嘘だよ、ごめん。
ちゃんと答えるよ♪
初体験は高2の時♪』



……早ッ……高2!
まあ彼程のイケメンなら当然なのかしら……




『……そ、そう……ごめんなさい。
変な質問で。』



『……いいよ……
俺もごめんね。からかって。』




『……そうよ……
大人をからかわないで。』



『……ごめんね……てか可愛いいね♪
お姉さん♪
顔真っ赤。笑っ』



『……な、によ……もう……
次の質問行きます!』



『……ハイハイ……何でも聞いて♪
何でも答えるから♪』



『お願いします。』


なんだか完全に彼のペースだ……
悔しい!



それからも質問は続いた。
時々チーフの考えた下ネタの質問を、
交えながら。




……ったく!!……絶対帰ったら、
特上寿司!



そして彼へのインタビューが、
ようやく40分程で終わった!



『……以上です……深海さん!
お疲れ様でした!
ご協力有り難とうございました。』






『……はあ……やっと終わったあ!
お疲れ様でした!』


『お疲れ様!
ほんとに長時間お疲れ様でした!』


『……いやいや……楽しかったよ♪
すぐ写真撮るの?』


『……そうね……
ちょっと休憩しますか?』



『……うーん……
そうだな~そうしよっか?』




『そうですね。』


『今日は写真撮影で終わりだっけ?』



『……はい……そうです♪』




『……じゃ……休憩しよ♪』




『……はい……解りました♪』




『……ねえ……
今回は俺の密着なんだよね?……』




『はい。
すみません。』



『ハハ♪
謝らなくていいよ♪その代わり夕飯は、
俺に付き合ってよ♪一緒にご飯食べよ?
俺のいきつけのとこ連れてくからさ♪』


『え?』








『……密着だろ……超密着出来るよ♪』







『……あ……
ご一緒していいんですか?』



『……クスッ……
やる気スイッチ入った?♪』




『……いえ……
そんな。』




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