涙色♡遠恋




「……オラお前ら!……
早くしろよ!間に合わねーぞ!」



今日も編集部にチーフの怒鳴り声が、
声高らかと響いて居た。
もうとっくに勤務時間は、
終わってると言うのに。
あさって発売の雑誌の最終段階に追われて居た。
ようやく1時間後特集記事が完成した。



「……はあ終わったあ!……
今日も超ハード!結奈お疲れ~
飲み行くでしょ?」



私に話し掛けて来たのは、
同期で親友の真理絵。



私達はストレスが溜まると、
飲みと決めて居た。
まあ飲みかカラオケだけど今日は、
飲みたい気分だった。



「……あ、真理絵♪……行く行く♪
相変わらず人使い荒いわよねえ~
チーフったら!」



と、真理絵と帰ろうとした時に、
私に不幸がやって来た。







「……っと!……新谷待ったあ!」








って凄い嫌な予感がしたけど……
予感は見事適中。
まあこんな事も入社2年めの私には、
もう慣れてしまったけれど……
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