未来絵図 ー二人で歩むこれからー 

「おい?奈々子?どうした。」

 やよいと瑞希が誘ったのだろうか。

 ランチプレートを抱えた智也が、やよいたちと一緒にこっちに向かいながら、いち早く奈々子の異変に気が付き声をかける。

 やよいたちもすぐに気が付き、声をかけるが、奈々子には届かない。

 やよいたちは、写真をみて、"えっ!?"と驚きのこえをあげる。

 智也は、奈々子が震えた手で握りしめている手紙を見つめ、"何があった?"と、優しい声をかけ、手紙を渡すよう促した。

 一瞬、見られたくない気持ちが芽生え、躊躇するが、素直に渡すと、見た瞬間、顔色が変わり、手紙を握りつぶした。

 やよいたちの見ている写真を、すぐに集め、"奈々子を1人にするな。ついててやれ。"と二人にいい、頷くことを確認すると奈々子に優しく語りかける。

「大丈夫だ。ふたりが一緒にいるから。帰りは一緒に帰ろう。」

 そう言われ、泣きたい気持ちをこらえ頷く。

「これ社長に報告していいか?社長は信頼出来るから。」 
 頷く。

「信頼してくれて、ありがとう。」

 そう言われ、やっと"ありがとう"と言葉にすることが出来た。

 やよいたちは大体のことは想像出来、智也に"あとは、任せたわよ!""こっちは任せて。"と口々に言っていた。
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