イケメン上司と とろ甘おこもり同居!?
最初こそは文句を言いながらも、鈴木さんは結局全部平らげてくれた。お皿を片付けながら、次は自分が作ります、と言っていた。
そんなに不味かったかなぁ?
「あっ、鈴木さん狡い、チョコレート付けすぎです!」
「いやいやいや、まだこんなに鍋に残ってるでしょーが。」
待望の、デザートの時間。
チョコレートフォンデュなんてお店でしか食べたことがなかった私は、とっても興奮した。
竹串にイチゴやバナナを刺して、チョコレートを絡める。口に含めば、独りでに頬が緩んだ。
「私、この中で泳ぎたいなぁ…」
テーブルに頬杖を付いて鍋の中をうっとりと眺める私に、鈴木さんはキッチンから持ってきたマシュマロの追加を手渡した。
「君はいつから、そんなにチョコレートが好きなの?僕も、チョコレートの中で溺れるなら本望だけど。」
「元々、うちの母がチョコレート大好きなんです。小腹が空いたときも、お酒のあてにも板チョコかじってるくらい。実家ではいつもすぐ手の届くところにチョコレートがあるのが当たり前でしたから。たぶん、中毒なんじゃないでしょうか」
私が竹串に刺したマシュマロは、何重にも厚くチョコレートを纏った。
「鈴木さんは?チョコレートにあんなにお詳しかったり、こんなに作るのもお上手で。お好きになるきっかけとかあったんですか?」
「僕は……。大切な人からの、プレゼントだったから、かな。」
チョコレートの鍋の中で、丁寧にイチゴを潜らせた鈴木さんは、そっと静かに呟いた。
「プレゼントがきっかけで、チョコレート好きになったんですか?」
「ま、ね。」
「へえ~、それってもしかして、彼女からのバレンタインの…?」
「…言いたくないな。」
「私の事情は全部知ってるのに、秘密にするなんて狡いです」
「君の事情を知りたくて知ったわけじゃないから。」
「確かにそうでしょうけど…」
そんなに不味かったかなぁ?
「あっ、鈴木さん狡い、チョコレート付けすぎです!」
「いやいやいや、まだこんなに鍋に残ってるでしょーが。」
待望の、デザートの時間。
チョコレートフォンデュなんてお店でしか食べたことがなかった私は、とっても興奮した。
竹串にイチゴやバナナを刺して、チョコレートを絡める。口に含めば、独りでに頬が緩んだ。
「私、この中で泳ぎたいなぁ…」
テーブルに頬杖を付いて鍋の中をうっとりと眺める私に、鈴木さんはキッチンから持ってきたマシュマロの追加を手渡した。
「君はいつから、そんなにチョコレートが好きなの?僕も、チョコレートの中で溺れるなら本望だけど。」
「元々、うちの母がチョコレート大好きなんです。小腹が空いたときも、お酒のあてにも板チョコかじってるくらい。実家ではいつもすぐ手の届くところにチョコレートがあるのが当たり前でしたから。たぶん、中毒なんじゃないでしょうか」
私が竹串に刺したマシュマロは、何重にも厚くチョコレートを纏った。
「鈴木さんは?チョコレートにあんなにお詳しかったり、こんなに作るのもお上手で。お好きになるきっかけとかあったんですか?」
「僕は……。大切な人からの、プレゼントだったから、かな。」
チョコレートの鍋の中で、丁寧にイチゴを潜らせた鈴木さんは、そっと静かに呟いた。
「プレゼントがきっかけで、チョコレート好きになったんですか?」
「ま、ね。」
「へえ~、それってもしかして、彼女からのバレンタインの…?」
「…言いたくないな。」
「私の事情は全部知ってるのに、秘密にするなんて狡いです」
「君の事情を知りたくて知ったわけじゃないから。」
「確かにそうでしょうけど…」