イケメン上司と とろ甘おこもり同居!?
急いで体を捻り鈴木さんに背を向ける。
後ろから、ぷ、っと吹き出した笑い声が聞こえてきた。
「…っ」
また!からかわれてる…!
「ところで。これはなんですか?」
私は気持ちを落ち着かせるために深呼吸をしてから、振り向いた。
バーベキュー大会の紙を開き、鈴木さんは余白に私が書き込んだキャラクターを指差している。
「鈴木さ……あ、間違えた。熊さんです」
「……」
「この案内、参加する社員のお子さまも見るかもしれないので、可愛い方がいいかと思って」
それは、冬眠明けで寝癖頭の熊が、眠気眼で蜂蜜の壺を漁っているイラスト。
画力には自信がないけど結構似てると思うんだ。酔っぱらいながら頑張った。
「悪意があります。」
「やだなぁ、ないですよ」
「あ、今夜のデザートは、パンケーにしよう。蜂蜜いっぱいの」
「楽しみです!チョコレートソースもたっぷりでお願いします!」
「さっきは押し返しておきながら、現金だなあ」
と、ぼやきながら鈴木さんは、欠伸を噛み締め、ゆらゆらと眠気全開の覚束ない足取りで歩いて行く。
きっと公園のベンチに向かうその後ろ姿を眺め、確かにスイーツ以外でも、鈴木さんがやたら楽しそうにいきいきしてる瞬間がある、と思った。
『本気になるのは、そういうときだけじゃないんだけど。』
恋愛に不馴れな私をからかうとき、だ。心底意地悪そうに。
『君は本当に…疎いっていうか鈍感。』
そういう鈴木さんは、どうなんだろう。
街を歩けば女性に振り向かれ、若い女子社員に恋心を抱かれて。
真剣にお付き合いしてる彼女は、いるのかな。いや、いたら私んちになんて、来ないか。
後ろから、ぷ、っと吹き出した笑い声が聞こえてきた。
「…っ」
また!からかわれてる…!
「ところで。これはなんですか?」
私は気持ちを落ち着かせるために深呼吸をしてから、振り向いた。
バーベキュー大会の紙を開き、鈴木さんは余白に私が書き込んだキャラクターを指差している。
「鈴木さ……あ、間違えた。熊さんです」
「……」
「この案内、参加する社員のお子さまも見るかもしれないので、可愛い方がいいかと思って」
それは、冬眠明けで寝癖頭の熊が、眠気眼で蜂蜜の壺を漁っているイラスト。
画力には自信がないけど結構似てると思うんだ。酔っぱらいながら頑張った。
「悪意があります。」
「やだなぁ、ないですよ」
「あ、今夜のデザートは、パンケーにしよう。蜂蜜いっぱいの」
「楽しみです!チョコレートソースもたっぷりでお願いします!」
「さっきは押し返しておきながら、現金だなあ」
と、ぼやきながら鈴木さんは、欠伸を噛み締め、ゆらゆらと眠気全開の覚束ない足取りで歩いて行く。
きっと公園のベンチに向かうその後ろ姿を眺め、確かにスイーツ以外でも、鈴木さんがやたら楽しそうにいきいきしてる瞬間がある、と思った。
『本気になるのは、そういうときだけじゃないんだけど。』
恋愛に不馴れな私をからかうとき、だ。心底意地悪そうに。
『君は本当に…疎いっていうか鈍感。』
そういう鈴木さんは、どうなんだろう。
街を歩けば女性に振り向かれ、若い女子社員に恋心を抱かれて。
真剣にお付き合いしてる彼女は、いるのかな。いや、いたら私んちになんて、来ないか。